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言われるままに支払っていた法外な決算報酬 [税理士を替えた理由]

2005年09月13日

新しい税理士の月額顧問料は、4万円で決算料は25万円。では、以前の税理士はというと、月額5万円で、決算料は90万円。この料金には新しい税理士も驚いたという。そういうものと思いこんでいた若い経営者は、現税理士と出会い、目からうろこが落ちたという。

顧問税理士の顔を思い出せない…

言われるままに支払っていた法外な決算報酬「経営者である私が、税理士の仕事や料金などの情報を知らなさすぎたこと。そもそもの問題はそこにあったと思います」

Sさんが、小中学生向けの進学教室を事業として立ち上げたのは今から4年前。独自のノウハウを駆使して、一期目二期目は確実に業績をアップさせていた。しかし三期目になると売上は伸びているのに利益が上がらなくなった。

Sさんは悩んでいた。知り合いの経営者仲間に相談したこともあった。しかし税理士に相談しようという考えは頭に浮かばなかったという。顧問税理士とほとんど話をすることがなかったからだ。事業を立ち上げる際、知人から紹介されたときに一度、ほかには過去二度の決算時に話した記憶があるという程度の関係だった。

「経営は大変だという話をしていたら『税理士と相談すればいいのに』といわれ、顧問税理士のことを頭に思い浮かべようとしたが、その顔を思い出せませんでした…」とS氏は苦笑いを浮かべる。それを機にS氏が税理士を替えた。

新しくやってきた現税理士はSさんにさまざまな提案を行った。顧問料の見直しもその一つである。前税理士が当然のようにやっていた記帳代行は、現税理士の勧めでパソコンで処理するようになった。「安心できる経営のためにも財務分析をしましょう」とわかりやすい資料や経理、税務関係の情報を盛り込んだ小冊子を持って月に2回は事務所にやってくる。

Sさんは前の税理士の仕事を思い出した。毎月、1回、担当者が事務所に来て、伝票を持って帰る。その作業を1年間繰り返し、決算前に担当者が忙しそうに電話をかけてきて、税理士先生のお出まし…。税理士のために決算をしているような錯覚に陥ったこともあったという。

そして、90万円の決算料。「新しい税理士に聞いたところ、月の顧問料の5~6か月分が相場らしいですね。なにか特別なことをしているなら、ともかくそんなこともなかったのに…。提供されるサービスに応じて料金を決めるのが当然のことだと思いますね」

現税理士が作ってくれた経営資料を参考に経営を考えるようになったSさんは経営者として一回り大きくなったと実感している。

【関与先データ】
●業種…進学教室
●創業…1996年
●売上高…年商約1億5,000万円
●従業員数…10人
●税理士との窓口…経営者
●経理担当者…経理部長

【税理士データ】
●前税理士

・顧問料…月額5万円、決算時90万円
・訪問回数…担当者月1回
・関与年数…3年
・顧問料、決算料が高かった。
・あまり会ったことがない
・相談に乗ってくれなさそうな雰囲気だった。
●現税理士
・顧問料…月額4万円、決算時25万円
・訪問回数…税理士月2~3回
・関与年数…1年
・相談に乗ってくれるし答えを一緒に考えてくれる
・日常的にコミュニケーションが取りやすい
・経営者を助けるのが税理士の使命だと教えてくれた。