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「この税理士を紹介したい!」そう思わせるのが経営パートナーになる条件 [税理士を替えた理由]

2005年08月24日

人を紹介するのが趣味というD氏の元には様々な相談が舞い込む。仕事にからんだ相談のほか、「息子の嫁を探してくれ」など、その内容は幅広い。そして、ある日「いい税理士を紹介してほしい」と頼まれたのだが…。

誰かいい税理士さん知らない?

「この税理士を紹介したい!」そう思わせるのが経営パートナーになる条件精肉店を営むD氏は、おせっかいを焼いてでも人のために何かをしたいという性分。特に人との縁を重んじ、出会いを大切にしている。人を紹介することで、ビジネスが広がることや、出会いが生み出す幸せや人の喜ぶ顔を見るのが好きなのである。だからD氏の周りにはいつも人が集まり、さらにお客さんも集まってくる。

首都圏郊外の私鉄沿線駅前にある約6坪の店舗。間取りは小さいが夕方になるとお客さんで長蛇の列ができることで有名だ。精肉に加え、自家製お惣菜が人気で、売上も地元飲食店への精肉卸業務をあわせると月商は2,000万円に達する。行列の出来る店の経営者として地元紙にも紹介され、D氏は一躍有名人になったのである。

これを機に商店会会長、地域経済団体、業界団体、各種奉仕団体の要職も務めるようになり、D氏のもとにはさらに人が集まるようになった。

もはや、おせっかいでなくても相談は舞い込んでくる。中には地元政財界の利害がからむ難しい内容もあり、D氏を悩ました。そんな折、さらに考え込ませる、いや、気づきを与える依頼が舞い込んだのである。
「誰かいい税理士さん知らない?」

D氏ははたと考え込んでしまった。最初にアタマに浮かぶのは顧問税理士だが、ほとんど面識がない。経理は妻に任せきりだ。妻に聞いても「ごく普通の税理士よ」という答えしかない。とても自信を持って紹介するわけにはいかない。どうしたものか…。

そこで、D氏は逆に質問した。
「税理士って、みんな一緒じゃないの?」
今度教えられるのはD氏の番だった。同じ顧問料でもサービス内容は様々あること、税理士の個性も多彩でそれが業務に反映されること、中には不勉強な税理士もいることを知った。

そこでD氏も一緒に税理士を探すことにした。出来れば価値観が近い人がいいなどと考えると、思い出した人がいる。

まさに、D氏が所属する地域経済団体にその税理士はいた。普段は地域振興の話や飲んでバカっ話するばかりだったが、税理士業務の話となると俄然印象が変わった。税理士は経営のパートナーであるべきなのだとおぼろげにも分かり、経営者である自分が税理士と面識がないこと自体問題だったと気づいたのである。

こうしてD氏は税理士を替える決意をした。地域振興を思うことで価値観も一致しており、何より「彼なら責任もって人に紹介できる」と考えたからである。

【関与先データ】
●業種…精肉店
●創業…1970年
●年間売上…2億円
●経理担当者…社長の妻

【税理士データ】
●前税理士
・顧問料…3万円
・訪問頻度…月1回
・関与年数…数十年
・経営者とほとんど面識がなかった。
・社交的でなかった。
・自身の仕事のアピールをしなかった
●現税理士
・顧問料…3万円
・訪問頻度…月1回
・関与年数…3ヵ月
・地域経済の振興に熱心
・経営者との価値観が一致している
・幅広い人脈を持っている