女優の演技義力で融資が可能に!? [事例でみる資金調達コンサル]
Mさんは、主に女優業を中心に活躍されていた芸能人です。別段引退したわけではなさそうでしたが、都内にショップを出す計画があるということで、知人の紹介で相談を受けました。すでに内装も済んでおり開店準備は順調です。しかし、資金が足りなくて困っているとのことでした。「お金はあるのだけれど、これ以上は自分のお金を使いたくないの。やはり銀行さんから借入したいと思いましてね…」
たしかに間違いではありません。例えば、開業資金全額を親から借りて事業を始める方もいるようですが、銀行からお金を借りて事業を行うより、いろいろと甘えが出るようです。「親からもらったお金だから、失敗しても許される」と考えてしまうのかも しれませんね。その点、第三者からお金を借りるということはある意味、リスクを負う ことになります。緊張感が違うのでしょう。
さて、このMさんは、共同経営者が銀行や国民公庫に交渉したそうですが、様々な事情によりお金を借りることができませんでした。
そこで私は、「Mさんもいっしょに国民公庫に行ったらどうですか? その時は女優に なって下さい。Mさんの顔を担当者の顔に30センチ近づけて、説得してみて下さい。セクシーにですよ」と提案しました。
“ちょっと悪ノリし過ぎたかな”とも思いましたが、結局、何度かMさんが交渉した結果、融資を受けることが出来たのです。単に「何度も足を運んで説得した」という事例では ありませんが、こういうこともあるのです。共同経営者は「世の中、こんなものかぁ」と 憮然とした表情です。それに対して、Mさんは「私は女優よ」という感じです。この事例はちょっと特殊かもしれませんが教訓的に言えば「演技も必要」と言うことでしょうか。
(吉田学・資金調達コンサルタント)








