国民公庫の担当者から信用保証の利用を勧められ [事例でみる資金調達コンサル]
Yさんは開業2年目の事業家で、雑貨ショップを経営しています。売上げは順調です。やっと利益が出るようになり「さぁ、これからだ」というところでした。
開業資金として国民生活金融公庫からすでに800万円借入れをしていましたが、新たなカテゴリーの商品を仕入れたいということで、500万円の資金調達を検討していました。その他の金融機関からの借入れは一切ありません。保証人になってくれる方はいないようなので、まずは信用保証付きの融資を申請することにしました。
「売上げも順調に伸びていて、利益も出ているから、保証人がいなくても信用保証だけで3~500万円くらいなら大丈夫かな?」と思っていました。しかし後日、Yさんから「保証協会からダメだって言われました」と報告がありました。
「どうしてだろう……?」
理由はこうでした。Yさんが国民生活金融公庫から借りた800万円は、信用保証を付けて借り入れていたというのです。どうやら当時、国民公庫の担当者から信用保証の利用を勧められたようです。「借りることができるのなら、よく分からないけどそうします。」ということで信用保証を利用したのです。
その結果、銀行経由の信用保証付きの融資を申請したところ、「昨年、800万円の借入れを保証したばかりなので、もう少し様子を見させて欲しい」という回答だったのです。
私もヒアリング時に、これには気付きませんでした。すっかり、保証人だけで国民公庫から融資を受けたのだと思っていました。
結局、別の方法を検討して何とか資金調達はできたものの、こういうケースもあるということをみなさんも知っておいて下さい。きっと役立つことがありますよ。
(吉田学・資金調達コンサルタント)








