インターネット広告サイトの上手な使い方 [商品紹介]
会計事務所を検索するサイトが増えてきている。それぞれのサイトで事務所のPR文が並んでいる中で、ユーザーに対して、どのように他事務所と差別化すればよいのか? その方法は、大きく分けて2つの手法が考えられる。ひとつは原稿のまとめ方、そしてもうひとつは電話・メール等の連絡があったときの対応の仕方である。
わかりやすい原稿、頻繁に更新する内容
原稿のまとめ方とは、一言でいえば、サイトに掲載する事務所PR文をいかにわかりやく表現するかということだ。検索サイトを使って「会計事務所を利用しようと考えている人に分かりやすい」というのがポイントとなる。
ある税理士は、内容について1ヵ月かけて原稿の内容を吟味し、掲載したと言う。「考えたのは、お客様にとってどういう表現がわかりやすいのかということ。ついつい専門用語を使ってしまいがちですが、事務所のホームページでも専門的な話は一切入っていません。私は、地元の地主や経営者をターゲットにしているので、“いま直面している悩みごとの相談に乗りますよ”というアプローチで原稿をまとめています」
この税理士のように、検索サイトから顧客を獲得している多くの事務所は「原稿にこだわっている」と話すのはウェブコンサルタントの五十里学氏だ。「原稿にこだわるというのは、伝えたいことがあるということです。サイトに掲載する際、PR文について尋ねたときに『だいたいでいいよ』と言うのでは、気持ちが伝わりません。伝えたいことがある、あるいは、特に伝えたいことがなくても『こうしたい』という何らかの方向性がなければ、よい原稿にはなりません。逆に、本人が書く原稿は、伝えたいことがストレートに伝わるものなのです。私たちはそのお手伝いをすることが役割だと思っています」
また、掲載するPR文を頻繁に更新している税理士がいる。この税理士は実際に反響があったことをサイトに自分自身でアップしているのだ。こうすることで原稿のリアリティが増すことになる。ユーザーの立場からすると、実際に他のユーザーからの反響があったことを理解する。その結果として、問い合わせなどの行動につながりやすいと考えられるのだ。
もちろん十分に吟味された原稿であれば、更新する必要はないのかもしれないが、反響の具合を見ながら内容を更新するというのは、ウェブサイトの特徴を活かした方法といえるだろう。
新規設立法人を2件、個人事業者を1件獲得
「中小企業等のホームドクター」を自任する田村税務会計事務所(東京都)では今年の2月から3月にかけての確定申告時期に新規設立法人を2件、個人事業者を1件獲得している。
「設立したばかりの法人で、決算申告が自分でできると思っていたところ、そうもいかないということに気付いて税理士を探していたそうです。そんな折にサイトの私のページを見て、問い合わせをいただきました。決め手は、事務所が近かったこと、そして料金が明示されていたことのようです」と田村由喜美税理士は語る。
同事務所のPR文には「顧問料は、個人事業の方、15,000円より、法人は、20,000円より受任しております。決算料等は、別途相談となります」と表記されている。会計事務所に仕事を依頼して、報酬をいくら支払えばいいのかわからないという新規創業者にとっては“法人は、20,000円より”という料金の表示はわかりやすく、安心感を与えたのだろう。「問い合わせ自体はもっとたくさんありました。値段が安いところを探しているようなニュアンスを感じることもありますが、直接会って話した結果、料金はちょっと高くなることもあります。また、報酬が払えないというお客様には負担できる範囲内でそれに見合ったサービスを提供することで話合います」
また、成約した3件の新規顧客はすべて最初の問い合わせが電話だったという。「私が電話で直接話をしました。そして事務所に来ていただくようにしました。先方にお邪魔してもいいのですが、事務所を見てもらう意味もあって来社いただきました。というのもサイトを見ただけでは実体が分かりませんので、信頼を増すためにも事務所に来ていただくのは有効と考えています」
ウェブサイトを通じての問い合わせには、このように直接会って話すことも信頼感をアップさせるためには重要なことのようだ。








