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会計事務所業界に嵐を呼ぶライブドア? [業界動向]

2004年12月02日

1202.jpg先月、ライブドアは弥生の買収を発表しました。このニュースは弥生会計のユーザーのみならず、多くの業界関係者に衝撃を与えました。弥生が身売り、しかも買い手がプロ野球への新規参入で一躍時の会社となったライブドアというのは、いかにも唐突な印象を受けざるを得ません。さらに、このニュースに追い討ちをかけるように、時を同じくして今度は税理士法人ライブドアが設立されたことが、東京税理士会の会報(新入会税理士法人の欄)で明らかになりました。

会計事務所業界とライブドア、これまであまり接点がなさそうだった両者の関係がここにきてぐっと縮まったような印象を受けます。この接点を結ぶのが先日まで取締役最高財務責任者を務めていたM税理士だといわれています。M税理士はイーバンク銀行買収をめぐる混乱の責任を取る形で10月に取締役を退任していますが、一部では今でも大きな影響力をもっているといわれます。

実はライブドアのプロ野球参入のニュース報道でも「税理士」は登場していました。当初、ライブドアは近鉄球団に譲渡を申し入れましたが、その際近鉄側へ申し入れを行ったのは税理士だと報道されていたのです。むろん、これがM税理士を指すのどうかは定かではありませんが。

周知のとおり、その後ライブドアは楽天との競合にも破れましたが、今度は西武球団から急転直下の身売り話を持ちかけられますが、200億とも250億とも言われる西武側の巨額の提示にライブドアは「馬鹿にするな」と一蹴したと言われています。そして、これらの出来事の直後にライブドアが発表したのが弥生の買収だったわけです。一説には「西武を買収する金ぐらいすぐに捻出できるのだと弥生の買収で見せ付けた」という論評も出ていますが、これはもちろん憶測の域を出ません。

いずれにせよ、今のところライブドアが会計ソフトメーカーと税理士法人を使って、どのようなビジネスを展開しようとしているのか、定かではありません。この先の予測も容易にはつきませんが、2004年も終わりに近づいた段階でこうした動きが出てきたのはなんとも象徴的です。2005年は波乱の幕開けとなりそうな予感がします。(月刊シリエズ編集部)