事例紹介

相続対策は、やっておいた方が良いのでしょうか?

ます、相続対策とは、どのようなものなのか考えましょう。
相続には、「良い相続」と「悪い相続」があるのでしょうか?

答えは「あります」。
「良い相続」とは、相続人の間で遺産分割を終了した後も相続人や相続人の子供たちが喜んで帰ってくる場所(実家)、もしくはみんなが集まってくるとことが相続です。

反対に、「悪い相続」とは、相続人間の遺産分割終了後にみんなが集まるところがなくなってしまう相続のことです。

「良い相続」をするためには、「円滑な遺産分割」、「相続税の納税資金の確保(準備)」、「相続税の軽減(対策)」の3つが必要です。相続税対策とは、これらのことをさします。

遺産分割を円満に進めるためには、遺言書の作成が有効
なず、円満な遺産分割をするためには、相続が開始する前から推定相続人が良い関係でいることが重要です。
また、遺言書作成も有効です。遺言書の作成を敬遠される方も多いようですが、ぜひ活用しましょう。

遺言書には、本人の意思が尊重されます。また、日頃の相続人間の関係を壊すものでもありません。遺言書は、相続の開始後に、円満な遺産分割を行うために作成するものです。

遺言書の作成上の留意点を簡単に言うと、2つあります。

ます、推定相続人の遺留分に注意して作成することです。遺留分を侵害していると、その推定相続人から遺留分の減殺請求をされることがありますので注意が必要です。

もうひとつは、遺言書もメンテナンスが必要だということです。簡単に言うと、遺言書の作成後も、その都度、必要に応じて書き直すということです。

遺言書を一度作成すると、ほとんどのみなさんは安心してしまいます。しかし、何年か後に相続が発生したときは、遺言書を作成したときとは状況が違うはずです。はたして、遺言書の内容がそのときの本人の意思に沿ったものなのかどうか、ここが重要です。

仮に、相続人(子)が2人で、所有財産は自宅と少額の預貯金のみの人の相続を例とってみましょう。相続人のうちの1人が親と同居しているとして、もう1人の相続人が法定相続分通りに財産の2分の1の相続を主張した場合は、自宅を手放すことになるのは確実でしょう。こういうことにならないためにも、相続対策が必要なのです。

相続税の納税資金をあらかじめ確保(準備)しておくこと
相続税の納税資金を確保しておくことは、相続税対策の中でも、一番重要なことです。
相続が発生すると、急に納税資金が必要になりますので、地主さんのような資産家の方でも困るわけです。

先の例で、相続税の納税が必要な場合には、納税資金の確保ができません。この場合には、自宅の売却が必要になるかもしれません。

もし、親が生命保険に入っている場合はどうでしょうか。その場合は、死亡保険金が支払われますので、その保険金を相続税の納税資金に充当することもできるでしょう。また、遺産分割に際しても、支払われた死亡保険金を分割する財産に充当することも可能になります。こういうことをあらかじめ考えておくことが相続対策なのです。